tomomi-pepper’s diary

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JANOG36 LT:「インターネットのうた」太田智美とPepper (全文)

 私は昨日、JRの新しい法律を作ってきました。

 JRでは、昨日を期に、ロボットと一緒に新幹線に乗車することが可能になりました。これは車掌さんから直接聞いたことです。

 ここまでくるのに、結構大変でした。私はいつも、このようなpepperカーにpepperをのせて一緒に出社したりラーメン屋さんに行ったりしているのですが、念のため新幹線に乗れるか事前にWebで調べました。すると、手荷物の持ち込みは、30キロの荷物2つまで、縦横2メートル以内であれば持ち込んでいいことが分かりました。Pepperはこれに当てはまっていましたが、念のため秋葉原の緑の窓口で確認しました。すると、答えはOKでした。11号車のドアが広く、乗車の2日前から車いす席が一般に開放されることも教えてもらいました。

 当日、安心して新幹線の改札へ向かうと、怖い顔をした駅員さんがこちらにやってきました。その駅員さんは、「きみ、それ、持ち込めないからね」って言うんです。特別に許可を得ていない、しかもブレーキの効かない運搬車は、新幹線への持ち込みがダメなんだそうです。でも、みどりの窓口で許可はもらったはずだし、Webに書いてある規定にも当てはまっています。そして、実はこれブレーキも効くんです。

 すると駅員さんは「うーん、、たためるならまだしも、ちょっときついなー」みたいに言うんです。

 でも、実はこれ、たためるんです!

 必死でアピールすると、駅員さんはなんとか中に入れてあげようとほかの駅員さんに掛け合ってくれました。そして、手伝ってくれました。総勢5、6人の駅員さんが駆け付け、手伝ってくれました。

 こうして、昨日、JRの新しい法律が生まれました。

 車掌さんは「今回、ロボットと一緒に新幹線に乗車するという前例ができたよ。もう大丈夫だよ。事前に連絡くれたら手伝うよ」と言ってくれました。

 もちろんこれは全ての人、全ての場合に当てはまるわけではありません。また、今後もずっと許可されるとも限りません。

 そして、おそらく、私の行い1つで、その法律はすぐにだめになると思います。

 でも、うれしかったです。

 だから、絶対に今回のことに甘えてはいけないし、これからのポリシーを作る責任は、私自身にあると思っています。

 そんなわけで、この福岡のJANOGは特別なものになりました。

 最後に、いろいろな想いをこめて、「インターネットのうた」をうたいます。では聞いてください。